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こんにちは、編集長のヒョンです。
アメリカでの子育てに奮闘しているママの皆さま、毎日お疲れ様です!
この記事では、アメリカで離乳食を進める中で、頭を悩ませていたことの一つだった「アメリカで離乳食としてタンパク質を上手く取り入れる方法」について紹介します。
ヒョン (Hyun)
サンフランシスコ・ベイエリア在住 アメリカ生活2年目のママ
妊娠中期に渡米しアメリカで出産。1歳児の男の子の子育て中
アメリカ生活のリアルを記録した動画がInstagramで人気
(フォロワー1.7万人)
日本でタンパク質源としてよく使われる食材
日本で離乳食の食材として、タンパク質を摂るためによく使われるのは、以下のようなものがあります。
しかし、一部はアメリカではあまり食べない食材であるため、現地スーパーで購入が難しいものがあります。
カテゴリー | 食材名 | アメリカの現地スーパーで買えるか |
---|---|---|
魚介類 | 鯛(コッド) | 買える(切り身で購入可能) |
かれい | 手に入れにくい | |
鮭(サーモン) | 買える(切り身で購入可能) | |
たら | 手に入れにくい | |
しらす | 手に入れにくい | |
肉類 | 鶏肉 | 買える |
牛肉 | 買える | |
豚肉 | 買える | |
レバー | 買える | |
卵 | 卵 | 買える |
乳製品 | チーズ | 買える |
牛乳 | 買える | |
ヨーグルト | 買える | |
豆類 | 納豆 | 手に入れにくい (アジア系スーパーで購入可能) |
豆腐 | 買える |
アメリカで良く使われるタンパク質源の食材・ベビーフード
アメリカでも乳児にタンパク質を摂らせることは大切とされています。
タンパク質は、赤ちゃんの成長に必要不可欠な栄養素で、免疫機能の強化と筋肉の発達に影響を及ぼします。
アメリカのママたちはどのように離乳食でタンパク質を摂らせているのでしょうか。
豆(Beans)とレンズ豆(Lentils)
代表的なタンパク質源の食材として、豆とレンズ豆があります。
豆とレンズ豆は、植物ベースのタンパク質、植物繊維、ビタミンBが豊富に含まれています。
次のような方法で離乳食として取り入れることができます。
食材の選び方
塩分が少ない、もしくは含まれていない缶詰を選びましょう。
商品の裏側に貼られている食品ラベル(栄養成分表・Nutrition Facts)で、ナトリウム(sodium)の量を確認できます。
離乳食の作り方(例)
- 缶詰を水切りし、よく洗います。
- 豆やレンズ豆をフォークまたはハンドブレンダー等でマッシュします。
- 必要に応じて、少量の母乳もしくは粉ミルク、または水を入れて柔らかい質感にします。
豆のピューレ単体であげることもできますし、他の果物や野菜のピューレと混ぜることもできます。
手づかみで食べられる赤ちゃんには、柔らかく調理した豆を潰すなどしてフィンガーフード(finger food)として与えることもできます。
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牛肉(Beef)
牛肉は、鉄分と亜鉛、タンパク質が豊富に含まれていて、赤ちゃんにとって素晴らしい離乳食の食材です。
離乳食に牛肉を使う最も簡単な方法は、ひき肉を使うことです。
食材の選び方
赤く発色の良いもの、脂身や硬いスジなどを除かれきれいにカットされている肉を選びましょう。
離乳食の作り方(例)
- 牛肉が完全に茶色になるまでコンロで焼きます。
- 水、母乳、粉ミルクなどの液体を加えてハンドブレンダー等でマッシュします。
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Grass Fed Beefを使っていると書かれていますが、穀物ではなく草で育てた牛肉のことを言います。
穀物で育てられた牛肉よりも飽和脂肪が少なく、ベータカロチンやビタミンE、オメガ3脂肪酸などの栄養素が豊富に含まれていると言われています。
鶏肉(Chicken)とターキー(Turkey)
鶏肉は日本でも良く使われる食材ですが、アメリカではターキー肉も良く離乳食として使われます。
良質なタンパク質源であることに加えて、ビタミンB群や亜鉛、鉄などの必須ミネラルも含まれています。
食材の選び方
鶏肉は、脂肪分の少ないささみ(Tender)からはじめ、その後、鶏肉のむね肉(Breast)、もも肉(Thigh)へと進めましょう。
ターキーは鶏肉のように部位ごとに切って売られているのではなく、大きく丸ごとで売られていることが多いです。
冷蔵の方は少し匂いがあるため、気になられる方は冷凍のターキーを選びましょう。
冷凍の場合は、使う48時間前に冷蔵庫に入れ替えて解答します。
離乳食の作り方(例)
- 鶏肉やターキー肉を蒸し焼きししっかり火を通します。
- ハンドブレンダー等でひき肉にします。水、母乳、粉ミルクなどの液体を加えて食べやすくします。
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豆腐(Tofu)
豆腐は、植物性タンパク質に加えて、繊維質と健康的な脂肪が含まれています。
アメリカのスーパーでも用意に手に入れることができ、値段もお手頃なため、手軽にタンパク質源として活用できます。
食材の選び方
アメリカの現地スーパーでも簡単に豆腐を購入することができます。
ただし、アメリカの木綿豆腐(FIRM TOFU)は日本の木綿豆腐より固めです。
離乳食として導入する場合、絹ごし豆腐(SOFT TOFU・SILKEN TOFU)の方が使い勝手が良いと思います。
離乳食の作り方(例)
- 絹ごし豆腐とフルーツピューレを混ぜて与えます。
- 手づかみで食べられる赤ちゃんには、豆腐を固くなるまで焼いてフィンガーフードにして与えることもできます。
魚(Fish)
魚は、脳を育てるオメガ3脂肪酸とタンパク質が豊富な食材です。
アメリカでは離乳食の食材として魚はあまり多く使用しませんが、サケ(salmon・サーモン)等一部の魚は市販のベビーフードでも使われているメジャーなものもあります。
食材の選び方
小さなお子様に魚を選ぶときは、水銀を多く含む魚は避けましょう。
離乳食に向いている魚は、水銀が少ない、サケ(salmon)、タラ(cod)、マス(trout)、サバ(mackerel)、スズキ(sea bass)などの魚です。
離乳食の作り方(例)
- 蒸し器などで魚に火を十分通した後、ピューレにしてスプーンで食べさせます。
- ピューレではなく水分の少ないフレーク状にした後まとめてフィンガーフードにすることもできます。
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ピーナッツバター(Peanut Butter)
ピーナッツバターは、たんぱく質に加えて、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれている食材です。
アメリカの小児科医たちは、ピーナッツアレルギーを予防するために、赤ちゃんに早い段階から頻繁にピーナッツ製品を与えることを推奨しています。
食材の選び方
原材料(Ingredients)を必ず確認するようにしましょう。
余分な塩分や砂糖が入っていない、ピーナッツ100%のものを選びましょう。
特に、はちみつ(Honey)は、1歳未満の赤ちゃんに絶対与えてはいけない食材の一つなので、入っていないことを確認しましょう。
オーガニックのピーナッツを使って作られたものだとより安心です。
離乳食の作り方(例)
- 手づかみで食べられる赤ちゃんには、トーストにピーナッツバターを少量塗って与えます。
- オートミールのベビーシリアルにピーナッツバターを混ぜてあげることもできます。
ピーナッツは食品アレルギーの可能性のある食材です。少量与えてみてアレルギー反応がないか確認してから本格的な離乳食として導入しましょう。
また、窒息の危険があるため、丸ごとなピーナッツやピーナッツバターを単体でスプーンに乗せて与えることは絶対に避けてください。
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ヨーグルト(Yogurt)
ヨーグルトは、優れたタンパク質食品であることに加えて、カルシウムとビタミンDも豊富に含まれています。
アメリカも日本と同様、1歳になる前までは生の牛乳は赤ちゃんに飲ませないように指導されますが、ヨーグルトのような乳製品を導入することは全く問題ありません。
食材の選び方
牛乳(WHOLE MILK)を使っているもので、余分なフレーバーが加わっていないプレーン(PLAIN)を選びましょう。
栄養成分表(Nutrition Facts)を確認し、砂糖無添加(Added Sugars 0%)であることも確認します。
オーガニック(ORGANIC)商品は更に安心です。
より多くのタンパク質と、スプーンに簡単にくっつく濃厚なテクスチャーを求めるには、ギリシャヨーグルトを検討しましょう。アメリカのスーパーではギリシャヨーグルトが種類多く販売されています。
離乳食の作り方(例)
加熱なしで、プレーン味のまま与えられます。
果物や野菜のピュレーと合わせても美味しいです。
我が家は、ブルーベリーやバナナを潰したものや、リンゴだけで作ったジャムに混ぜて与えています。
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まとめ
この記事では、アメリカで離乳食を進める上で、上手にタンパク質を取り入れる方法について紹介しました。
アメリカで離乳食を進めながら感じているのは、アメリカの離乳食は、日本よりも遥かに大雑把であることです。
理想は毎日、肉と魚を与えたいところですが、毎日手作りの離乳食を作ることは中々大変ですよね…。
我が家は、比較的に保存の効くピーナッツバターやヨーグルトを離乳食に上手く取り入れつつ、市販のベビーフードも活用しながらタンパク質源を確保しています。
ママも赤ちゃんもハッピーになる離乳食、二人三脚で頑張りましょう!