アメリカの入国審査ガイド:駐在妻が一人で入国する際の流れと英語の質問対策

アメリカでの駐在が始まり、家族帯同で渡米することになった皆さまへ。Welcome to the U.S.!

この記事では、アメリカの入国審査で帯同家族(駐在妻)が一人で入国する際の流れや、英語で聞かれる可能性のある質問、適切な回答方法について詳しく解説します。

目次

アメリカの入国審査の基本知識

アメリカの入国審査は、国土安全保障の一環として行われる重要な手続きです。

入国審査の目的は、不法な入国や安全上のリスクを防ぐことです。

この記事で扱う駐在でのアメリカ入国は、片道チケットでの入国、ESTAではない中長期滞在ビザによる入国となります。

聞かれる質問も、観光や短期滞在の時とは異なってきますので、事前に確認しておくと安心ですね!

質問に適切に回答できれば、スムーズに審査を通過することができます。

入国審査の流れ

飛行機の搭乗する前

搭乗前に必要な手続きなどはありません。

有効な駐在用の中長期ビザを持っているのであれば、ESTAの申請は不要です。

駐在員の帯同家族としてアメリカ入国する際は、一般的に以下の書類が必要ですので準備しておきましょう。

パスポート:有効期限が切れていないことを確認してください。
戸籍謄本と英訳:ビザ申請時に提出したものと同じ結婚証明書として戸籍謄本を持参してください。
スポンサーの証明書:ビザ申請時に提出したスポンサーの証明書を持参してください。
(私の場合、夫の会社で英文レターを発行してもらいました)

飛行機搭乗中

出入国審査カードは廃止されているため、ビザを持っている場合でも作成は不要です。

到着後の入国審査場への移動

到着後、案内表示に従い、入国審査場に向かいましょう。

所持している駐在ビザと、追加書類(必要な場合)、パスポートを手元に用意しておきましょう。

入国審査を受ける

審査官の指示に従い、順番が来たら審査官の前に進みます。

笑顔で挨拶し、質問に対して答えましょう。

自分の目的と滞在期間を明確に伝えるように心がけます。

入国審査で聞かれる質問と英語の回答例

審査官は帯同家族(駐在妻)に対して様々な質問をする可能性があります。

例えば、滞在目的や職場、配偶者の情報などです。

What is the purpose of your stay?(滞在の目的は何ですか?)

【回答例】I am joining my spouse who is working in the United States as a dependent.

I will be supporting him and taking care of our household during my stay.

(駐在員の配偶者としてのサポートや家庭生活を充実させるために、アメリカで滞在します。)

Where does your spouse work?(配偶者の職場や勤務先はどこですか?)

【回答例】My spouse works for XYZ Company, located in California.

He is employed there as a software engineer.

(配偶者はXYZ会社で働いており、カルフォルニア州に勤務しています。彼はそこでソフトウェアエンジニアとして雇用されています。)

How long do you plan to stay in the United States?(滞在期間はどのくらいですか?)

【回答例】I have a planned stay of three years, but it will depend on the validity of my visa.

I will abide by the visa regulations regarding my duration of stay.

(現時点では3年間の予定ですが、ビザの有効期限に従って滞在期間を調整します。

滞在期間に関するビザの規定を遵守します。)

Can you provide proof of your relationship with your spouse?(配偶者との関係を証明できるものを提出してもらえますか?)

【回答例】Yes, I have our marriage certificate as proof of our relationship.

(はい、私たちの関係の証拠として結婚証明書を持っています。)

※準備していた戸籍謄本と英訳文を一緒に提出します。

Do you have any previous travel history to the United States?(これまでに米国への渡航歴はありますか?)

【回答例】 Yes, I have visited the United States twice before with my spouse for vacation purposes.

However, this is my first time entering the country as a dependent on their work visa.

(はい、これまでに配偶者とともに休暇目的で 2 回米国を訪れたことがあります。

しかし、就労ビザの扶養家族として入国するのは今回が初めてです。)

注意: 実際の入国審査では、質問内容や回答例は個別の状況によって異なる場合があります。この質問例と回答例は参考として利用し、状況に応じて適切な回答を用意してください。

入国審査でよく登場する単語

入国審査でよく登場する単語を覚えておけば、何を言っているか分からなくて適切に回答できない場合でも対処がしやすくなります。

以下、入国審査でよく登場する単語を例にあげます。

  • Passport (パスポート)
  • Visa (ビザ)
  • Arrival/departure card (到着/出国カード)
  • Customs (税関)
  • Immigration (入国管理局)
  • Port of entry (入国口)
  • Entry stamp (入国スタンプ)
  • Duration of stay (滞在期間)
  • Purpose of visit (滞在目的)
  • Accommodation (宿泊施設)
  • Return ticket (復路の航空券)
  • Declaration (申告)
  • Security check (セキュリティチェック)
  • Baggage claim (手荷物受取所)
  • Customs declaration form (税関申告書)
  • Immigration officer (入国審査官)
  • Interview (面接)
  • Biometric data (生体情報)
  • Fingerprints (指紋)
  • Photo identification (写真付き身分証明書)

もし質問が分からなかった時は、適当に回答するのではなく、以下のフレーズを使って質問を再確認しましょう。

“Could you please repeat the question?”
(質問をもう一度お願いできますか?)

回答する際には、正直かつ簡潔に答えることが重要です。

また、不必要な情報を提供せず、審査官の質問に直接的に回答するように心がけましょう。

注意事項とTIPS

その他、入国審査をスムーズに受けるために以下の注意事項とちょっとしたTIPSをご紹介します。

  • パスポートと必要な書類を予め準備しておくことが重要です。
  • 質問には正直かつ簡潔に答えるようにしましょう。
  • 緊張せずに自信を持ってコミュニケーションしましょう。
  • 不明な点がある場合は、質問を繰り返すことや訂正することを躊躇わないでください。

まとめ

帯同家族(駐在妻)が一人でアメリカの入国審査をスムーズに通過するためには、事前の準備と、入国審査官の質問に対する適切な回答が大切です。

入国審査で使われる英語は限られるため、英語に自信がなくても事前に練習しておいて自信をつけておきましょう。

この記事で紹介した情報やアドバイスを参考にして、自信を持って入国審査に臨んでくださいね!

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この記事を書いた人

Hyun(ヒョン)のアバター Hyun(ヒョン) アメらく編集長

・サンフランシスコ・ベイエリア在住
・アメリカ生活2年目のフリーランスママ
・妊娠中期に渡米しアメリカで出産、1歳児の男の子の子育て中
・マーケターとして在宅で働きながら、アメリカの大学でスキルアップにも挑戦
・アメリカ生活のリアルを記録した動画がInstagramで人気
(フォロワー1.7万人)

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