渡米前に準備しておきたいこと、国際運転免許証についてです。車社会のアメリカでは運転免許証が必要な場合が多いです。渡米直後から運転が必要になるため、日本の国際運転免許証を持っておく必要があります。この記事では、日本の運転免許証を既にお持ちの方向けに日本での国際運転免許証の取り方について説明します。
日本の運転免許証は強いから国際運転免許証は必要ないよね〜とか、国際運転免許取ったことあるから私は大丈夫〜な方でも!意外な盲点があるので慎重に確認して準備してくださいね!
国際運転免許証とは?
国際運転免許証は、日本国外で自動車を運転する際に必要な運転免許証であり、日本での運転免許証とは別に取得する必要があります。
ハワイで日本の運転免許証で運転したけど、大丈夫だったよ?
確かに、日本の運転免許証は世界でも稀ですが、日本の運転免許証だけで運転が可能な海外も存在します。
日本人観光客が多いハワイ、グアム、サイパン、スイスなどでは、便宜を図るための特別な措置があり、国際運転免許証なしに運転が可能となっているそうです。
ただし、それは例外であるため、本来海外で運転をするためには国際運転免許証の取得が必要であることを覚えておくと良いでしょう。
国際運転免許証の取り方
国際運転免許証の取得にはいくつかの条件があります。
まず、日本で有効な普通自動車免許(普通免許)を持っていることが必要です。また、国際運転免許証の有効期限は、普通免許の有効期限に準じるため、普通免許が期限切れの場合には、国際運転免許証も無効になりますので注意が必要です。免許停止中の人や、失効している人は、手続きをすることができません。
国際運転免許証の取得手続きは、各都道府県の運転免許センター、運転免許試験場、または指定警察署で行うことができます。以下に、一般的な国際運転免許証の取得手続きをご紹介します。
申請する場所
住民登録のある都道府県の運転免許センター、運転免許試験場、または指定警察署で国際運転免許証の申請ができます。
場所によって、発行にかかる時間が異なります。運転免許センターなら即日発行、警察署の場合は2週間ほどかかるのが一般的です。お急ぎの方は、発行にかかる時間を事前に確認した上で申請する場所を選びましょう。
書類の準備
国際運転免許証の申請には、以下の書類が必要です。
- 日本の運転免許証
- 顔写真(縦5cm×横4cm、6ヵ月以内に撮影した物)1枚
- 申請書(JAFのウェブサイトでダウンロード可能)
- パスポート
- 古い国際免許証(以前取得した国際免許を持っている人は返納の必要があるため)
- 印鑑(都道府県による)
申請書に必要事項を記入し、必要な書類を添付します。申請書には、氏名や住所、免許情報などが必要なので、正確に記入しましょう。
写真は事前に準備して持っていくことをおすすめします。
私が、国際運転免許証を取得した「新宿運転免許更新センター」にはセンター内に証明写真が撮れる機械がありました。知らずに、猛暑の中証明写真の機械を探し回ったので、もし新宿で取得される方はご参考までに!
提出
申請書と必要書類を窓口に提出します。発行のための手数料が2,400円程度かかります(都道府県によって異なります)
詳しく知りたい方は、事前に運転免許センターなどに問い合わせましょう。
国際運転免許証の受け取り
申請書の審査が終了し、承認されると国際運転免許証が発行されます。
国際運転免許証の発行は、運転免許センターなら即日発行、警察署の場合は2週間ほどかかります。余裕を持って手続きを進めましょう。
私の場合、「新宿運転免許更新センター」で当日発行してもらえました。申請書を出してから、審査と発行まで所用時間3分程度でした。
国際運転免許証の有効期間に注意!
以上が、一般的な国際運転免許証の取得手続きの流れです。
なお、国際運転免許証の有効期限にも注意が必要です。国際運転免許証を取得すると発給日から運転でき、有効期間は最大1年間です。
ただし、国際運転免許証は、あくまでその基となった日本の運転免許証に紐づくものです。日本の運転免許証が有効期限切れで失効したり取り消されたりしたときは、国際運転免許証の有効期間内であっても効力を失います。
日本の普通免許証の有効期限が近づいている場合は、渡米前に早めに更新手続きを行いましょう。
【注意】渡米後はすぐ現地の運転免許を取りましょう!
アメリカは州によって運転免許に関する法律が異なります。
私がいるカルフォルニアの場合、カルフォルニア州法によって、「州内に住居を定めた日から10日以内に州政府の発給した運転免許証を取得しなければならない」という規定があります。
この規定は、外国から転入した者に限らず、米国内の他州から転入してきた場合にも適用されるます。カルフォルニア州内に引っ越し住居を定めることとなったら、国際運転免許証や他の州で発行された運転免許証を所持している場合でも、カルフォルニア州の運転免許証を取り直す必要があります。
カリフォルニアの運転免許は、筆記試験・実技試験の両方に合格する必要があります。また、赴任直後に、ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)の取得や自宅が決まってから取得する流れとなるため、住居を定めた日から10日以内にカルフォルニア州の運転免許証を取得することは、実際は現実的でない場合が多いです。
渡米前に日本で取得した国際運転免許証を持参し、渡米後はなるべく早くカルフォルニア州の運転免許証を取得するようにしましょう。
まとめ
この記事では、渡米前に準備しておくこととして、国際運転免許証の取得方法や費用、資格、必要書類などについて紹介しました。
渡米直前に慌てることがないよう、余裕を持ったスケジュールで国際運転免許証を取得しておきましょう!
<カルフォルニア免許の取り方・英語ができなくても取得できる?コツを説明(記事近日公開)>